現在上海在住のサウザー美帆さんよりメッセージが届きました。
上海でも『エスクァイア日本版』の人気は高く、
早くも復刊を望む声も聞かれるようです。
以下、上海からのお便りを紹介します。
上海で発行されている日本語のフリー雑誌『Bros』の 今月の特集が「雑誌」でした。
その中で、中国人アートディレクターの楊傑さんが
『エスクァイア日本版』の大ファンということで、
対談記事の中でこんなコメントを述べています。
楊傑「(中略)そういえば以前、仕事の関係で、
よく日本の雑誌を手にした期間がありました。
その時に一番インパクトの強かった雑誌がこれ、日本版の『エスクァイア』。
僕は日本語がまったくわかりませんが、それでもいい雑誌だなと思います。
とにかく情報性とファッション性のバランスが完璧。
日本に実際に行った時も思ったのですが、日本の雑誌って
インフォメーションやトピックスなど文字情報がギッシリというイメージなんですよ。
きっと日本人は忙しいから、
いろんな情報源を雑誌一冊に頼らざるえを得ないんだろうなあと 思ってました(笑)。
その点ではこの雑誌も相当な情報量なんですが、
しかしこの高級感。写真の視点やアングルも絶妙です」
言語は違えど『エスクァイア日本版』は、 そのクオリティにおいて、
世界各国のクリエイターたちの間でも実に評判が高く、
復刊を望む声は海外からもあります。
私自身もかつて『エスクァイア日本版』の編集に携わったという経験が、
中国に住む現在でも大きな財産となっており、
まったく面識のない中国人のクリエイターのこういった発言を誇りに思います。
海の向こうより、心から復刊を願っています。
元『エスクァイア日本版』副編集長 サウザー美帆