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2009年03月20日

「読書の時間」vol.1

『エスクァイア日本版』にちょっとゆかりのある、
話題の本を紹介する「読書の時間」。
第1回は写真家、森山大道さんの
『森山大道、写真を語る』をご紹介します。

森山大道.jpg

森山大道、写真を語る
森山大道(青弓社)¥3,150

さきごろ、NHKのETV特集でもフィーチャーされていましたが、
70歳を超えてますます注目が高まる写真家・森山大道さん。
この日本の写真界を代表する巨匠には、『エスクァイア日本版』でも、
撮影、対談、インタビューと何度かご登場いただきました。
一番印象に残っているのは、2002年3月号特集「写真は語る。」で
撮り下ろしていただいた「荒蕪のノルタルジア」。
清水港の蒼茫とした光景を、珍しいカラーのポジで撮影して下さったことが
昨日のことのようです。

その後、2003年3月号の特集「写真の現在」における、
中平卓馬さんの写真をご紹介したページでは、
往年の友人・中平さんとの対談をお願いしました。
その対談が、このたび『森山大道、写真を語る』という
一冊の単行本に収録されて、青弓社から刊行されています。
全篇を通して、贅沢にもモノクロの作品が
テキストページの間にふんだんに差し込まれた造りです。

第一部は多彩な聞き手によるインタビュー集。
第二部は荒木経惟さん、井坂洋子さん、ホンマタカシさん、
吉田修一さんら、豪華な顔ぶれとの対談。
名著『犬の記憶』のファンは多いと思いますが、
エッセイとはまた異なる、肉声の魅力。
この10年余りの猛烈な活動を辿る貴重な記録であり、
写真家の思考の軌跡を追うことができます。

その中に見つけた一言。
「ぼくにとって、あらゆる街角、路上というのはミュージアムだし、シアターだし、ライブラリーだし、ステージみたいなものだっていう前提がいつもあります。」
この「路上」を「雑誌」に置き換えてみる。
さて、『エスクァイア』は新しく生まれ変わることができた時、どんな劇を、展覧会を、ライブを見せられる箱になれるでしょうか。

***

その森山さんの展覧会が銀座のBLDギャラリーで開催されます。
82年刊行の写真集『光と影』が新書版で再版されることを記念した写真展です。

森山大道写真展「光と影」
4月24日〜5月31日
11:00〜19:00 会期中無休

BLDギャラリー
中央区銀座2-4-9 SPP銀座ビル8F 
tel.03-5524-3903
http://www.bld-gallery.jp








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posted by esky復刊応援コミッティ at 01:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書の時間 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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