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2009年04月08日

『エスクァイア日本版』アーカイブvol.3



『エスクァイア日本版』の、22年の歴史を辿る連載企画。
第3回は1989年に発行された12冊をご紹介します。
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JANUARY 1989 Vol.3 No.1
1989年1月号

特集は「X'mas GIFT SPECIAL! 紳士冥利、冬のあたたかい贈り物。」
表紙撮影は飯田安国氏。
「ギフトは楽しい。何をもらっても、
相手が自分のことを
どれだけ気遣ってくれているかが、まずわかる。
(中略)
どんなに貧しくなっても、ギフトのない世界には
住みたくない」

「KENNEDY WITHOUT TEARS ケネディ、神話と実像のあいだ。」より。
ブッシュ新大統領が誕生したアメリカ。
選挙戦で多くの候補者がケネディの名を掲げたのはなぜか。
ケネディは何を望み、何に倒れたのか。
死後25年、彼のいつわらざる姿に光をあてる、今が好機なのだ。
文はトム・ウィッカー。

「マイ・フェイバリット・ギフト。」より。
中畑貴志氏、梅本洋一氏、佐伯 誠氏、杉山恒太郎氏、武井教子氏が
マイ・フェイバリット・ギフトを語るショートエッセイ。




FEBRUARY 1989 Vol.3 No.2
1989年2月号

表紙はブルース・スプリングスティーン。
特集は「ROMANCE 恋に生きて。」
これまで、男のマガジンが〈恋〉を扱わなかったのは、
コドモ雑誌ばかりだったからだ。
さあ、そろそろ男の恋の話をしよう。

「BRUCE SPRINGSTEEN どこへ行く、スプリングスティーン。」より。
60年代、ロックがアメリカに与えた影響はとてつもなく大きかった。
そして、ヤッピー文明後期のいま、スプリングスティーンは、
ディランやジャガー以上のスーパー・スターになりつつある。
しかし、ブルースは本当に反逆のロッカーなのか?
文はジョン・ロンバルディ。写真は北島敬三氏。

「1916年、映画は芸術になった。『INTOLERANCE』」より。
映画の神様、D・グリフィスが80年前に製作した
幻の超大作「イントレランス」。ついに日本上映。
文は淀川長治氏。




MARCH 1989 Vol.3 No.3
1989年3月号

表紙はライアル・ワトソン。
動物行動学博士号の他、植物学、化学、地学、地理学、心理学、
動物学、海洋生物学、生態学で学位を取得した才人。
特集は「ジャズの巨星、チャーリー・パーカー特集」と
「アメリカ人気作家特集」の2本立て。

「LIALL WATSON 砂の、故郷。〈第一部〉」より。
「わたしはアフリカ生まれである。母方の家系は、喜望峰にやってきた
最初のオランダ移民にまで、さかのぼる。
わたしは、ほかに故郷といえるところを知らなかった。」
世界的ベストセラー『スーパー・ネイチャー』の著者が、
血であり肉であるアフリカを踏破する。
エスクァイア日本版への書き下ろし、自伝的紀行記。
訳は内田美恵氏、写真は内藤忠行氏。

「A SORROWFUL WOMAN かなしい女。」より。
ゲイル・ゴッドウィンの短篇。訳は青山 南氏。
「もう、あなたたにの顔を見たくないの」ある冬の晩、突然叫んだ妻は、
寝室に閉じこもって家事を一切やらなくなった。




APRIL 1989 Vol.3 No.4
1989年4月号

表紙はジャーナリストのピート・ハミル。
1935年ブルックリン生まれ。貧しいアイルランド系の家庭に育ち、
高校2年で中退し自立。海軍を経て、23歳でNYポストの記者となる。
アメリカの野心に真っ向から訴えかけるジャーナリスト、
そして人情もろい小説家として知られる。
特集は「PETE HAMILL ON AMERICA かわりゆく、アメリカ。ピート・ハミル。」
1989年、アメリカはブッシュ大統領を選択し、新時代を迎えた。
ジャーナリスト、ピート・ハミルは、急速に悪化しつつある
黒人アンダークラス問題に、まったく新しい視点から斬りこみながら、
かわりゆくアメリカに警鐘をならす。

「BREAKING THE SILENCE 同じ夢を見ていた、黒人の友へ。」より。
「兄弟たちよ、沈黙が破られる時がやってきた」
アメリカを脅かす黒人低所得層の悲惨な現実について、
誰ひとり衝くことのできなかった
黒人自身の責任をあえて問う迫真のアピール。
アイルランドの移民の子として底辺をみすえてきた
ハミルだけがこえられたタブー。
全米に論争をまきおこした、問題の公開書簡発表。

「MY FAVORITE HOUSE」より。
俳優、成田三樹夫氏をモデルに迎えたファッションページ。
写真は坂田栄一郎氏、スタイリングは山本康一郎氏、文は武井教子氏。




MAY 1989 Vol.3 No.5
1989年5月号

表紙はモハメッド・アリの実物大右拳。
アリは1942年生まれ。
アマチュア時代はローマ五輪のゴールドメダリスト。
'64年から'67年、
'74年から'78年までWBAヘビー級の世界チャンピオン。

特集「SPORTING LIFE スポーツマンの鼓動。」より。
スポーツマンの修練をつんだ肉体は美しい。
スタジアムであれほど人を陶酔させる美技は、
その信じられないほどの力が爆発するからだ。
スポーツマンは自分の肉体を熟知し、
それを語る独特の言葉を持っている。

「YOUR SUMMER DREAM」より。
ふたり揃ってリゾートライフを満喫するための、
夏のカジュアルファッション。
写真は岡部 浩氏。ハイレグの水着が時代の気分。




JUNE 1989 Vol.3 No.6
1989年6月号

表紙は映画『レインマン』で共演したダスティン・ホフマンと
トム・クルーズ。
カバー・コラムは
「ダスティン・ホフマンとトム・クルーズふたりのヒーローがつくる、
危険な緊張関係。」
文は内藤 誠氏。
特集は「The Great Love 3人の男と、“運命の女”たち。」


「The Great Love 3人の男と“運命の女”たち。」より。
スコット・フィッツジェラルド、アーネスト・ヘミングウェイ、
ダシール・ハメット、3人の作家と彼らのファム・ファタールの物語。
彼らの周囲には、いつも危険な恋がさんざめいていた。
3人の男たちは、それぞれの生涯を通じ何十人もの女と親密につきあい
何人かの“運命の女”に出会った。
愛された女たちの描く作家の姿。

「CLUB SHANGRI-LA」より。
長期連載となった、立川直樹氏と森永博志氏のダイアローグ。
記念すべき第一回は、フローズン・ピーチ・ダイキリ、街のストリップ、
300円のハイボール、フローズン・オーガズム、
ロバート・パーマーのコンサート。
架空のクラブ・シャングリラで語られる東京情報。




JULY 1989 Vol.3 No.3
1989年7月号

表紙はリチャード・ギア。
カバー・コラムは「アメリカン・ジゴロを探して」。文は佐伯 誠氏。
特集は「Power of Nonfiction アメリカン・ジャーナリズムの切口。」

「Power of Nonfiction アメリカン・ジャーナリズムの切口。」より。
エスクァイアは創刊当初から、
フィクションだけでなくノンフィクションにも
独自の“姿勢”で取り組んできた。
タイムやニューズ・ウィークといった雑誌の、
報道ジャーナリズムとは一味違った
エスクァイア・ジャーナリズムの最新作を、
新世代フォトジャーナリストたちの傑作とともに掲載。

「マリリン・モンローの肖像――存在の耐えられない無防備さ」より。
マリリンと強い友情の絆で結ばれた
女性写真家のレンズを通してみた“マリリン”の素顔。
写真はイブ・アーノルド。文は四方田犬彦氏。




AUGUST 1989 Vol.3 No.8
1989年8月号

表紙はハリソン・フォード。
カバー・コラムは
「ハリソン・フォード、ルーカス・フィルムのスター誕生」。
文は井口健二氏。
特集は「Bound for Island 島へ、南へ。」

「Bound for Island 島へ、南へ。」より。
地図を広げ、南回帰線の付近にある島の形を確認する。
その島の海辺を、動植物を、褐色の乙女たちを、
空気の匂いを想像してみる。
今年も、南国に想いをはせる季節がやってきた。

「パシフィック・コースト・ハイウェイにて。」より。
サンタバーバラからサンディエゴまで太平洋沿いを走る。
ここはどこよりも音楽の似合うハイウェイだ。
文は立川直樹氏、写真はウィリアム・ヘイムズ氏。




SEPTEMBER 1989 Vol.3 No.9
1989年9月号

表紙はアーノルド・シュワルツェネッガー。
カバー・コラムは
「超肉体・超虚構アーノルド・シュワルツェネッガー」。
文は夢枕 獏氏。
特集は「Nothing but a Dreamer 大好きな、植草甚一さんの話をしょう。」
あんな時代に、こんな素敵に生きた人がいた。
本が好き、映画が好き、ジャズが好き、古本が好き、街が好き、
ニューヨークが好き、そして『エスクァイア』が好き。
お金もみんな使い果たして、
ぼくらにいいものの選び方を教えてくれた大先輩に、
抱えきれない愛と感謝をこめて。
責任編集は高平哲郎氏。

「グレート・バリア・リーフの果てで―光と風と夢の航海。」より。
文は石原慎太郎氏。
130フィートの豪華クルーザーで、
地図にも描かれていないオーストラリア海域に向かう。
ダイビングの間にダイキリをすすり、料理長のブイヤベースに舌鼓を打ち、
自ら料理の腕もふるう。ゆったりした作家の休日。

「タンタン・その冒険の旅。」より。
ニッカーボッカーにセーター、片手にレインコートを持った“タンタン”。
フランスからやってきたこのキャラクターの物語は
今も僕たちを旅へいざなってくれる。
絵はHERGE。文は松山 猛氏。




OCTOBER 1989 Vol.3 No.10
1989年10月号

表紙はケヴィン・コスナー。
カバー・コラムは「ケヴィン・コスナー、夢のフィールドにて。」
文は山際淳司氏。
特集は「My Father's Life もう一度、父と出会う日。」
いつからかあなたと向き合うことが照れくさくなった。
あなたの存在が煙たくなった。
気がつくと、あなたと僕はあまりに遠く隔たったところにいた。
いったいあなたは誰だったのだろう。
そろそろあなたの年齢にさしかかり、
僕たちは、父よ、あなたを探す旅に出たいと思う。

「当世、シチリアン気質―村松友視イタリア紀行。」より。
電子カミソリを普通のヒゲ剃りに替え、ブリーフをトランクスにはき替えて
出かけたシチリアの旅。年配の男たちの美学が見えた。
写真は管 洋志氏。

「愛を語れなかった父、チャップリン。」より。
映画の中ではあれほど自在に観客の感情を操れる天才だったのに、
私生活ではまったく情愛を表現できない父だった。
シドニー・チャップリン談、文はヘルムート・ウェルプ。訳は畔上 司氏。




NOVEMBER 1989 Vol.3 No.11
1989年11月号

表紙はミック・ジャガー。
カバー・コラムは
「ローリング・ストーンズ。『鉄』のように熱く、『車輪』のように回れ。」
文は末延芳晴氏。
特集は「Autumn Reading オータム・リーディング」
注目のオブライエン、最新書き下ろしが村上春樹の手で咲き、
「オータム・リーディング」仕掛人、アーウィン・ショーの足跡が名文で蘇る。
はたまた、寵児マキナニー自身、保守派の跋扈に入念な一矢を報いる。
「ゲイ」にジャンルを見いだした加賀山、佐山、遊山かたがた鋭い筆を執る。
まったく、ほとんど眼の離しようがない、憎い特集。

「対談:ブライアン・イーノvs細野晴臣」より。
イーノはいう「すべての時代が、その時代を生きる人にとって
“ニュー・エイジ”なんだ」と。
ネームレスな音楽を求める男の会話が始まった。
饒舌に、ユーモラスに、友愛に満ちて。
構成は後藤繁雄氏。写真は半沢克夫氏。

「SWEETHEART OF THE SONG TRA BONG ソラ・トラ・ボンの恋人」より。
ティム・オブライエンの最新短篇。訳は村上春樹氏。
ヴェトナムの戦場にキュロット・スカートでやってきた若い恋人。
屈託のない彼女の目は次第にこれまでとは違うものを見つめるようになった。




DECEMBER 1989 Vol.3 No.12
1989年12月号

表紙はジャック・ニコルソン。
カバー・コラムは
「『バットマン』をさらった、ニコルソンのカリスマ」。
文は青木 保氏。
特集は「Luxurious Motoring くるまの、ブルジョアジー。」


「Luxurious Motoring くるまの、ブルジョアジー。」より。
今の日本じゃ、新車は次々出るだろうさ。
でもきみ、クルマって新車ばかりじゃないんだぜ。
いや、自動車って機械ですらないかもしれない。
思い出してごらんよ、初めて祈るようにCARって言ったときを。
もう一度、男の自由を乗せて走ることが信じられていた、
夢のクルマに会えるかもしれない。

「MY DINNER WITH GROUCHO グルーチョ・マルクスの『我輩もカモである』。」より。
老いても盛んなグルーチョ・マルクスのだじゃれの数々…。
ある日、マルクス・ブラザーズ時代のNG集を見せてくれた彼は…。
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posted by esky復刊応援コミッティ at 06:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | 『エスクァイア日本版』アーカイブ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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