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連載企画「写真家の部屋」第13回は、マーリーン・マリノさん。
ニューヨークをベースに活躍する写真家のマーリーンは、
あの『アメリ』でお馴染みのオドレイ・トトゥそっくりのキュートな顔立ちの
ハーフ・キューバ、ハーフ・コロンビアン美女です。
ほっそりした体をミニスカートに包み、ニコンFMを片手に携えて、
パチリパチリと撮影していきます。その優雅なこと。
初来日で編集部に遊びに来てくれた彼女に会って、
男性編集者がすぐに温泉特集の撮影を依頼してしまったのも無理はありません。
もちろん、持参してくれたブックの作品も素晴らしかったのですが。
いまでもマーリーンに会う度に「あの九州の旅はアメージングだったわ!」と
興奮気味に語ってくれます。
そして「誌面の仕上がり素敵。私は日本版『エスクァイア』が大好きなの!」とも。
そんな彼女が、最近仕事で訪れた
キューバのシリーズからチョイスした5点を送ってくれました。
Photographer File #13
マーリーン・マリノ
Marlene Marino
現在、ニューヨークを拠点に作家活動を行い、
マンハッタンのギャラリーやパリのコレットなどで個展を開催。
数々の賞にもノミネートされている若手実力派。
最近では『Purple Fashion Magazine』#11でキューバを撮影した新作を発表。
他に『Self-Service』『Dune』などでも活躍している。
http://marlenemarino.com/
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いつも『エスクァイア』日本版の編集者たちとは、
素敵な体験を共有してきました。
特に一番のお気に入りの仕事は、箱根でのポルシェの撮影。
これはテーマを私が小さい頃に見たホラーの物語にモデルをとったもので、
この中では車は悪魔の所有物、という設定にしました。
日本版の『エスクァイア』のスタッフは
このアイデアを受け入れてくれたので、とても嬉しかった。
この時、あらためて彼らのオープンマインドかつ
前向きな考え方を確信したものです。
今日の雑誌産業においては稀なことですが、
こういうことこそがクオリティなのです。
『エスクァイア』という、このエレガントなプロダクトが続けられないとしたら、
それは「恐ろしく恥ずかしいこと」ではないでしょうか。
マーリーン・マリノ
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