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2009年05月06日

写真家の部屋vol.15

(C)Koichiro Matsui

連載企画「写真家の部屋」第15回は、松井康一郎さん。
松井康一郎さんは、パリに暮らし、世界中を旅しながら、写真を撮っています。
パリにもう15年も、さらにその前にはアルルに住み、中身はほとんどパリジャン。
源流には、NYで目覚めたというビートニクのスピリットが息づいているそうですが、
オープンマインドで人間愛に溢れた彼のパーソナリティは、やっぱりラテン。
一度でも会ったことのある人なら誰もが納得してくれるでしょうが、
人懐こく、情に厚く、常にまっすぐに、人と仕事をすることを楽しんでいます。
それこそ、スタッフも、撮影される人も、通りがかりの他人までが、
すぐに打ち解けてしまうのですから。

さらに、彼のもうひとつの美点が食いしん坊としての顔です。
パリで活動しているのは写真より食のためでは?と思ってしまうほど(失礼)。
グルメなんていう軟弱な言葉では言い尽くせないほどの健啖家ぶりは、
スイス、スペイン、ギリシャ、中国など
エスクァイアで訪れたすべての国で発揮されました。
そんな彼の写真の中で、やはりとりわけ素晴らしいのがポートレイトと料理。
パリの多くの三ツ星シェフたちが彼の写真を気に入って、
まるで友人のような関係を結んでいることからもわかります。

『エスクァイア』でもたくさんの素敵な写真を撮っていただきましたが、
これからも世界を舞台に、多くの人たちを魅了しながら、旅と食と写真の素敵な日々を!


Photographer File #15
松井康一郎

Koichiro Matsui
1970年生まれ。東京都出身。パリ在住15年。
日本大学芸術学部写真学科、卒業。
スタジオ、カメラマンアシスタントを経て、渡仏。
フランス、アルル国立写真学校、卒業。
その後、パリにてフリーに。雑誌、広告など、幅広く活躍中。
2009年7月、サルトルやヘミングウェイが愛したcafe selectにて個展準備中。
http://www.beatgraphik.com

(C)Koichiro Matsui

(C)Koichiro Matsui

休刊に寄せて

悲しいニュースの多い中、休刊というニュースを聞きました。
僕は写真家として関わらせて頂いて、Esquire という雑誌
は、プライドの一つでした。
編集部を始め、スタッフの皆さんのお作りになる雑誌。
一冊一冊が作品でした。
僕自身、Esquireのお陰で写真家として勉強させて頂きました。

ディテールが要求される中で、写真家の甘えでもある感情も大切に
デザインして頂いて。
それも確信的に。。。。

時代を感じられて。
時代を引っ張って。

あらゆる分野の物事を知る事。
格好よく。

それをまとめて、一つの生き方を教えてくれた。
Esquire。

それが無くなってしまったら。
一体、何を手本に生きて行こうか?

景気がどうあれ、今、情報はある。
物もある。
遊び場もある。

でも、本当にみんなに必要なのは「道しるべ」なんじゃないかな?

Esquireは小さなメディア。「道しるべ」が出来る数少ないメディア
だと思います。

今こそ、Esquireが必要なはず、だと思っています。

松井康一郎


何枚か、選べと言われても……数々の思い出がありすぎて、選べません……。
太田さんとお亡くなりになった竹中充さんとアーティストとワインの旅では、
アルベールカミュの最期の日を再現したり。
新人だった斉藤君とは
「松井さん、運転しながら撮影出来ますか?」「おいおい!」
なんて笑いながら冒険したギリシャ。
小谷さんとは空き時間に一緒に
「クスクス」を食べながらパリを散歩した眼鏡取材。
写真家のカルティエブレッソンの記事では、
ブレッソンの奥さんに当時のデートコースまで案内して頂いたり。
六本木ヒルズで写真展まで展開されたオダギリジョーさんとIXYのスペインの旅。
1枚、2枚なんて選べないですね。。。
でもいつも、「もう一歩、突っ込んでみよう」って、旅してましたね。
楽しかったな。



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posted by esky復刊応援コミッティ at 16:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | 写真家の部屋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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