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2009年05月13日

読書の時間vol.4

話題の本を紹介する「読書の時間」。
第4回は大竹昭子さんの『随時見学可』を紹介します。


随時見学可
大竹昭子(みすず書房)¥2,310

『エスクァイア日本版』の人気連載に
「マグナムが見た21世紀の光と影」があります。
ロバート・キャパ、アンリ・カルティエ=ブレッソン、
ジョージ・ロジャー、デビッド・シーモアの4人が1947年に設立した、
世界最高の写真家集団といわれるマグナム・フォトの写真を
光と影をテーマに2枚選んでいただき、
その写真に文章を寄せていただくという連載です。

これまで多くの作家やジャーナリストの方々にご参加いただきましたが、
現在、写真選び&ご執筆をいただいているのが文筆家の大竹昭子さん。
この写真がすごい2008』(朝日出版社)などの著作があり、
フォトエッセイはお手のもの。
ユーモアに溢れた文章で、写真への新たな視点を与えてくれます。

とはいえ、大竹さんはフォトエッセイストというわけではありません。
新刊となる『随時見学可』(みすず書房)は、
著者の2作目となる小説。
10編の短編が収められていますが、これが佳作揃い。
日常のエアポケットにはまってしまったようなストーリーに浮遊感を覚えつつ、
精密な描写にて物語に登場する町の風景や建物、
室内が鮮やかに映像として頭に描かれる。
右脳と左脳の両方を動かしているような、そんな読書体験ができます。

また、読むだけでなく聴くこともお勧め。
定期的に朗読イベント「カタリココ」が開催されています。
詳細はhttp://katarikoko.blog40.fc2.com/をチェック。




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posted by esky復刊応援コミッティ at 02:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書の時間 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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